東京・春・音楽祭もクライマックスに向けて、日々、公演開催中です。
4/8には、国立西洋美術館でのレクチャー・コンサートと、
前橋汀子さんによる「四季」のコンサートが開催されました。
国立西洋美術館でのレクチャー・コンサートには、
気鋭のチェリスト上村文乃さんと佐藤勝重さんによるデュオで、
「ブルターニュ地方」にゆかりのある「20のブルターニュ地方の歌」(ケクラン作曲)と
ドビュッシー、ワーグナーの作品を披露。
このケクランという作曲家、あまり馴染みのない作曲家ですが、
「20のブルターニュ地方の歌」では、古くからかの地に伝わる民謡などが
ベースとなっており、優しく聴きやすいメロディーからなっていました。
フランスに長く暮らしていたピアニストの佐藤勝重さんが、
ドビュッシーの生家を訪れたときのことや、
ケクランの音楽作りなどについてお話をして下さいました。
演奏のバックにスライドで投影されている絵は、
マティスが描いた「ピアニスト ジル・マルシェの肖像」です。
マルシェは日本にも来日して公演を行っており、
当時のブログラムが右下に映されているもの、
ドビュッシー「映像」などを演奏したそうです。
マティスが自画像を描いてくれて、それがプログラムの表紙になるなんて、
何とも羨ましい時代ですね!
そして、夜の東京文化会館では「前橋汀子の<四季>」、
東京都交響楽団メンバーとの息の合ったアンサンブルで、
東京春祭が毎年いろんな演奏者でお届けする「四季」と、
後半は前橋汀子さんのライフワークとも言える小品で構成されました。
終演後はCD購入者へのサイン会、
ひとりひとりと丁寧に会話をしながら
気軽に写真撮影にも応じる前橋さん、
前半は真っ赤な衣装、そして後半はグリーンのドレスで
観客を目で楽しませてくれることも!
さて、いよいよ4/9,10はマエストロ・ムーティによる「カルミナ・ブラーナ」です!
来日早々入念なリハーサルを重ね、ただいまGP中、
マエストロのこの曲に対する想いはまた格別なものがあるようです。
渾身の演奏を、ご期待下さい!